六本木ヒルズ夕景④
特別展アリス へんてこりん、へんてこりんな世界
森アーツセンターギャラリー
[六本木ヒルズ森タワー52F]
ふるさと英国から、日本へ「アリス」の文化現象をたどる初の大規模展、この夏開催!(パンフレットより)
アリスを主人公とした奇想天外な物語は、1865年に英国のオックスフォード大学の数学講師ドジソン(角川文庫版ではドッドソン)が、知人リドゥル(同リドル)の娘たちに語った即興のお話が基になっています。
ドジソンは高名な挿絵画家ジョン・テニエルと話し合いを重ね、ルイス・キャロルのペンネームで「不思議の国のアリス」初版を完成させました。
本展は19世紀の誕生から現代にかけて、アート、映画、音楽、ファッション、演劇、写真などさまざまなジャンルで表現され、影響を与えてきた「不思議な国のアリス」の世界と、その魅力を紹介する展覧会です。
(参考:本展パンフレット、角川文庫「不思議の国のアリス」訳者あとがき)
本展では、ジョン・テニエルの挿絵原画をはじめとした作品や、著名な舞台デザイナーによる、アリスの作品世界をモチーフとした空間演出で、観客をアリスの不思議な世界へ誘ってくれます。
アリスの世界に染まった私は、帰宅後ティム・バートン監督による「アリス・イン・ワンダーランド」とその続編「時間の旅」をアマプラで立て続けに見たのでした。
※展示エリア内の写真撮影については、”写真のフレーム内に3つ以上の作品を入れること、撮影した写真は個人的に楽しむことに限定する”という条件で可能となっています。
おみやげ売場の海洋堂による本展限定特装版のフィギア
第2集の悩めるクイーンアリス
photoⒸarashi
開催概要
東京会場
会期:2022年7月16日(土)~10月10日(月・祝)※会期中無休
会場:森アーツセンターギャラリー[六本木ヒルズ森タワー52F]
開館時間:10:00~20:00(月・火・水曜は18:00まで)
※7/18、9/19、10/10は20:00まで
※最終入館は閉館30分前まで ※会期・開館時間は変更の可能性があります。
主催:ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館、朝日新聞社、フジテレビジョン
協賛:DNP大日本印刷、ディズニー★JCBカード
協力:日本航空
後援:ブリティッシュ・カウンシル
大阪会場
会期:2022年12月10日(土)~2023年3月5日(日)
会場:あべのハルカス美術館
主催:あべのハルカス美術館、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館、朝日新聞社、関西テレビ放送
協賛:DNP大日本印刷、ディズニー★JCBカード
協力:日本航空
後援:ブリティッシュ・カウンシル
パンフレット表紙
ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)で開催されたAlice:Curiouser and Curiouser 展に合わせて刊行された書籍の日本語翻訳版。¥3,410(税込)
大判の上製本で、表紙の特殊加工(箔押し)やオールカラーであることを考えると、お安くはないですが、良心的な価格といえるのではないでしょうか。
『アリスーへんてこりん、へんてこりんな世界―』(玄光社)
ケイト・ベイリー、サイモン・スレーデン/編集
高山 宏/翻訳監修 富原まさ江/翻訳
目次
序文 / はじめに / 不思議の国 / アリスの成立 / アリスを演じる / 新たなアリス / アリスになる
注釈 / 参考文献 / 執筆者紹介 / 謝辞 / 図版クレジット / 索引
2022年発行、B4変型判、224ページ、図版オールカラー
「不思議の国のアリス」ルイス・キャロル 河合祥一郎訳
ジョン・テニエルのオリジナルイラストを表紙と挿絵に採用した角川文庫版
「鏡の国のアリス」ルイス・キャロル 河合祥一郎訳