嵐、ゴルフ、ミステリーの日々2

コミック、映画、ミステリーなど、思いつくまま綴ります。街のお散歩写真もご紹介(#^.^#)

「空中ブランコ」 奥田英朗 感想

著者:奥田英朗
装丁:石崎健太郎
デジタルアート:増田寛
写真:山本雷太
撮影協力:木下サーカス
発行日:2004年4月25日 第1刷発行
発行所:文藝春秋
定価:本体1,238円+税

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著者紹介
奥田英朗(おくだひでお)
昭和34(1959)年、岐阜市生まれ。
プランナー、コピーライター、構成作家を経て作家になる。
平成9年浅田次郎氏が絶賛した「ウランバーナの森」で小説デビュー。平成11年に刊行した長編犯罪小説「最悪」がエンターテインメント小説界の大きな話題となった。

内容紹介・感想
2004年上半期 第131回直木賞受賞!!
前作から二年、トンデモ精神科医・伊良部を主人公とした連作短編集第二弾!!
こちらも、できればシリーズ第一作「イン・ザ・プール」をご紹介したいと思ったのですが、本がすぐには見当たりませんので、第二作のこちらをご紹介いたします。

まず表紙がいいです。前作と構図がほぼ同じで、背景が空中ブランコになっています。ジャケ買いしてしまうレベルです。
上記のスキャン画像がモアレのようになっていますが、印刷用紙にキラキラした特殊紙を使用しているためです。

本作では、診察に訪れた患者は、やけに肉感的な若い看護婦マユミちゃんに、まずはホットドッグほどの太さの注射を打たれてしまいます。

著者のお気に入りの一篇は最後の「女流作家」だそうですが、やはり業界を知り尽くしているだけに、大変面白い作品となっています。

義父のヅラ
ホットコーナー
女流作家

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第一作「イン・ザ・プール」カバー
(文藝春秋HPより)

空中ブランコ」著者インタビュー
聞き手:「本の話」編集部