CARRIE
Stephen King
キャリー
著者:スティーブン・キング
訳者:永井淳
発行日:昭和60(1985)年1月25日
原書発行:1974年
発行所:新潮社(新潮文庫)
モダンホラーの帝王、スティーブン・キングの記念碑的デビュー作。
キングとしては、それほどページ数は多くないです。(文庫で300頁強)。
26歳の若書きということもあり、新聞記事や雑誌記事の引用で過去の事件を振り返るといった体裁をとっており、実験的、意欲的な姿勢がうかがわれます。
1976年、ブライアン・デ・パルマ監督の衝撃的映画化によって一躍有名となりました。スローモーション、スプリットスクリーンなど映像技法を駆使した演出とショッキングなラストで青春ホラー映画の記念碑的作品です。
またキャリーを演じたシシー・スぺイセク、母親のパイパー・ローリーの名演、若かりし日のエイミー・アーヴィング、ウィリアム・カット、ナンシー・アレン、ジョン・トラボルタ等が出演していることも注目ポイントです。
クライマックスシーンの比較動画ですので、ネタバレを避けたい方はご覧にならないようにお願いします。