短編小説のレシピ
著者:阿刀田 高
発行日:2002年11月20日 第1刷発行
「マエストロ」が語る
短編小説の醍醐味とテクニック
著者紹介 阿刀田 高(あとうだ たかし)
1935年、東京生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。国立国会図書館司書を経て、78年「冷蔵庫より愛を込めて」でデビュー。79年「来訪者」で日本推理作家協会賞、短編集「ナポレオン狂」で直木賞受賞、95年「新トロイア物語」で吉川英治文学賞受賞。800を超す幅広いジャンルの短編と丹念な作品創りで知られるが、近年は長編、歴史小説や教養書にも筆をふるう。直木賞、集英社小説すばる新人賞選考委員。
(カバー裏より)
内容紹介
800編もの短編小説を生み出してきたマエストロがみずから解説・案内する、短編小説の醍醐味。短いだけに、あらゆる技法を駆使した作品は、面白さも多彩。小説創りの源泉と技も教えてくれる。向田邦子、芥川龍之介、松本清張、中島敦、新田次郎、志賀直哉、夏目漱石、ロアルド、ダール、エドガー・アラン・ポーなど10人の作家の、名作やユニークな作品を具体例として選んで特徴を解説し、短編の構造と技法に迫る。短編小説をより楽しく読むためにも、また書くためにも役立つヒントが満載。(カバー折り返しより)