嵐、ゴルフ、ミステリーの日々2

コミック、映画、ミステリーなど、思いつくまま綴ります。街のお散歩写真もご紹介(#^.^#)

「眼中の悪魔」 山田風太郎

山田風太郎ミステリー傑作選1 
本格編
眼中の悪魔
発行日:2001年3月20日 初版第1刷発行
発行所:光文社(光文社文庫
定価:本体857円+税
装画:ヒエロニムス・ボッシュ「快楽の園」(部分)

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著者紹介
山田風太郎●やまだふうたろう
1922年1月4日、兵庫県生まれ。2001年7月28日没。
東京医科大在学中の1947年、探偵小説誌「宝石」の懸賞募集に投じた「達磨峠の事件」が入選。
1949年には「眼中の悪魔」「虚像淫楽」の2篇で日本探偵作家クラブ賞の短編賞を受賞した。その後、時代小説も手掛け、1958年から開始の「忍法帖」シリーズで風太郎ワールドを確立。自由奔放な空想力と奇想で爆発的なブームを呼び、コミック化や映画化も数多くされている。(表紙カバー折り返しに一部補足)

内容紹介・感想
眼中の悪魔
「別冊宝石」昭和23年1月号掲載
虚像淫楽
「別冊旬刊ニュース」昭和23年5月号掲載
厨子家の悪霊
「旬刊ニュース」昭和24年1月号掲載
笛を吹く犯罪
「オール小説」昭和24年3月号掲載
死者の呼び声
「面白倶楽部」昭和27年8月増刊号掲載
墓掘人
「面白倶楽部」昭和28年8月号掲載
黄色い下宿人
「宝石」昭和28年12月号掲載
シャーロック・ホームズパスティッシュ作品。黄色い下宿人とは?
 司祭館の殺人
「世界春秋」昭和25年3月号掲載
 誰にも出来る殺人
「講談倶楽部」昭和33年1月号~6月号に連載
本作品集の中で、約200ページほどと、約3分の1を占める連作短編集で、本作品集の中で一番好きな、そして忘れがたい印象を残す作品です。
貧しい、わびしい場末のアパート「人間荘」。
その「人間荘」の押し入れの柱と壁の間に挟まれた一冊の厚いノートには、かつてその部屋に住んだ代々の間借り人が書き残した哀しくも、恐ろしい人生の記録が記されていた!!。
なんといっても透明な清麗さをそなえた十一号室の志賀さんが強烈な魅力を備えています。

解説 山前譲
解題 日下三蔵